Xanh SM ベトナムEVタクシーを使ってみた
2026年3月、じつに3年ぶりにホーチミンに行ってきました。
ベトナムに行くのは久しぶりということもあって、タクシー事情を改めて調べ直したんです。
以前はGrabがあれば大抵なんとかなると思っていたのけど、実は過去に一度GrabのアカウントをBANされた経験があり、
抑えになる選択肢を持っておきたい、というのが正直なところでした。
そしてもうひとつ、以前ハノイのノイバイ空港でぼったくりタクシーにやられたこともあって、
アプリで完結できる配車サービスでもあるGrabへの信頼感は増している。
というか、それ以外の選択肢はあまり考えないわけです。
まぁ事情はそこまで変わってないよなとおもいつつ
何気なく、「ベトナム、タクシー」で検索したら、AIによる該当に面白い一文を見つけました。

え?ぼったくり対策として、EVタクシーのXanh SM!?
なにそれ、あたらしいやつ?きいたことない。
Xanh SMとは
ベトナムのタクシーと言えば、白いビナサン、緑のマイリンで覚えた、会社がちゃんとしているといわれているタクシーの記憶です。興味満点で調べてみるとビングループ(Vingroup)が2023年に立ち上げた、全車EV・全車ビンファスト(VinFast)製という配車サービスとのこと。(Xanh SM公式サイト)車体がシアンブルーで統一されていて街中でも目立つ、という情報も見つけました。

おお、水色だけでなく、グレーの車両もあるのか。たかだか3年しか空いていない状況で、どれだけサービスが浸透しているのだろう?これは使ってみたい!ということでスマホにアプリを入れるところからスタートしました。
Xanh SMアプリのインストールと登録方法
※インストールする前に注意です。
本人確認のパスワード取得はWhatsAppを使用します。

海外のホテル連絡などにも使われますので、こちらは事前に入れておきましょう。携帯電話番号はこちらにも登録。
準備が出来たらアプリをApp Store / Google Playからインストールしましょう。
「Xanh SM: Book EV Rides」という名前ですが、Xanhと入れれば出てきます。
インストールしたらアプリの言語を変えましょう。
残念ながら日本語はないので英語で。
アメリカ国旗ではなくイギリス国旗なのがなかなか面白いです。
携帯番号の国の選択肢を日本の+81に変更して携帯番号を入れていきましょう。このとき頭の0を外してくださいね。
090だとしたら+8190になります。
携帯番号を入れるとWhatsAppに確認用のPINコードが届きますので、入力すると画面が開通します。
(画面キャプチャ忘れましたが迷うことは全くありませんでした)
日本で出来るのは一旦ここまで。
日本からの接続は使用国選択画面になります。
もし、VPNでベトナムにつなげられたら、先に進んでカード設定をしましょう。
出来ない場合は(ほとんどそうですが)現地に入ってからカード登録を終わらせましょう。
ええ、イミグレは混んでるのでその時間はありますよ・・・
もしくは荷物が出てくるまでの時間とかね。
ちなみに、私は今回用意できていなかったのですが、海外でカードを使うときは手数料もかからずレートも安い
Revolutカードを用意して登録するのが良いと思います。なんだかんだ海外ではこっちが便利です。
Xanh SMとGrabの料金比較
実際に空港からホテルまでの検索をしてみました。Grabもちゃんと動いてくれた。良かった。
早速タンソンニャット国際空港からホーチミン7区のホテルまでの価格をしらべてみます。

こっちがGrab

こっちがXanhSM
なんと、XanhSMのほうがスタンダードな車でも安いじゃないですか!!!
Grabでは173,680VNDに比べてXanhSMは132,000VNDです。25%ほど安いのではないでしょうか。
これはびっくりです。
希望車種を選択して、予約なのですが、ここで気をつけてください。
XanhSMの決済デフォルトはなんと現金。しかも、見づらい。
私は気づかずこのまま手配してしまいました。
皆さんはここに気をつけて予約してくださいね。
現在地と目的地は名前や近隣エリアの可能ピンに立てて予約をするのはGrabと同じです。
直感的に使ったことがある人は出来るでしょう。
そしてBOOK完了。
タンソンニャット空港での一悶着
実はここで一悶着ありましたw
配車が決定して、1分後、突然電話が鳴ります。ドライバーさんからです。
なんとベトナム語オンリーで英語が通じない。
私の英語がつたないのもありましたが、いまいち意思疎通できず、電話を切り、メッセージで近くのスポットナンバーを指定。
そのまま待つことにします。
指定のスポットに向かっているとき、強引な客引きに遭遇しました。
「困ってるのか?」
「いや、困ってないが、車を待ってる」
「スマホ見せて」
というので、
「おまえはこの会社のドライバーか?」と聞くと
「はいはいはい」的な適当な答え。
要は客引きですね。なかなか強引です。
私はXanhSMドライバーと確認したメッセージの場所にいるということを見せるためにスマホをかざしたら、
なんとかっさらってBOOKキャンセルしようとします。
ハノイのトラブルをまた思い出しそうだったので、大声で日本語でぶち切れてスマホを取り返すと
捨て台詞を吐いて離れていきました。
いやはや、最初から疲れるわ。

そうこうしているうちに、無事にドライバーさんと合流。
ホントに水色。制服も水色。乗り込んでほっとしました。
グーグル翻訳でこちらの英語が下手で申し訳ないと伝えたら、
私も韓国語かわからなくてごめんなさいと画面を見せられ、
いや日本人ですというも、むこうもしくじったと思ったのか会話が続かずw
目的地まで淡々と運転が進みました。
Xanh SM 乗り心地・車内の様子
到着した車は前回訪問では全く見たことのない車種。
VINグループ傘下のヴィンファスト社製のEVです。
サイズ的には日本のヴィッツとかデミオっぽいです。これがスタンダードで大きめの車もあるのでしょう。
そして、車内に変なにおいもなく、クリーンです。この車両も含めてまだ使い始めて日が経ってないのでしょうね。
モニターもデジタルで洗練されています。

7区までの道のりでは途中で激しい渋滞地区を抜けなければなりません。
この日も同様に途中で猛烈に渋滞し始めたのですが、ドライバーさんはナビの示す方へあらゆる細道を使いはじめました。
いままでタクシーで通ったことないようなこんな道まで走り始め、車窓からこんなロケーションを見ることが出来たのはうれしい誤算です。
>ちなみに帰りの空港に戻るときも裏道どんどん入っていきましたw

WEBサイトにも運賃表がありましたが、初乗りからの距離での従量課金。
>とはいえ、裏道にそれても最初の価格から変更はありませんでした。良心的です。
無事に宿に到着。
ありがとうございます。
先にも書きましたが、ここでクレジットカードに設定していないことを理解して、現金でお支払いします。
ベトナムもキャッシュレスが進んでいますが、一応現金はあった方が良いかなと思います。
ドライバーさんは非常に丁寧な女性で、アプリ側での運賃と、いつもトラブルになりがちな空港利用料のレシートを見せてきて、
ぼったくりもせずに、合計金額を伝えてきました。ぴったりなかったので、少し多めでおつりはチップに。
現金払いでしたがチップ入れてもGrabより安くすんだのはありがたかったです。
こうしてドキドキのXanhSM初乗車は無事に完了したのでした。
3年ですごく変わったベトナムのタクシー事情

慌てて撮ってピンボケですが、バイタクもGrab同様たくさん走っています。フードデリバリも兼任しているようです。
街中にはたくさんのGrab、XanhSM、Beなどのデリバリードライバーであふれかえっていました。
特にヴィンファスト社の車がタクシーにかかわらずたくさん走っています。3年でこんな風景になっているとは想像もしませんでした。
>ちなみにGrabも呼びましたが、同様のEV車種に乗っているドライバーも多かったです。それを意識してGrabのメニューにもEV車の選択肢があるのでしょう。(別に選択しなくても高確率でくるのですが)
街中を歩いているとEVスタンドもありました。
めちゃくちゃお金かけてるとおもいます。EV化と大気汚染対策の意識があるのかはわかりませんが、
何かを浸透させるときはここまで大きな動きをした方が良いのだなと思いました。
正直この車が日本に安く入ってきたらいいのではと考えてしまいました。

こんなバスも走っていたのですが、XanhSMアプリにもVINBUSの項目があったので、チケットを買って乗車とかも出来るのでしょうね。
余談ですが、空港のターミナル連絡バスもヴィンファスト社製。確実にベトナム国内のインフラ化しているのを感じました。
日本ではXanhSMの情報があまりなかったので、おそらくは現地の人が積極的に使いやすい設計なのかなとも思いますし、知らない観光客はGrabを使うと思うので、じわじわとその勢力は2分化しつつもXanhSMがTOPになっていくのでは?と感じてしまいました。
今回はホーチミンでの実体験でしたが、ハノイやダナンの他、各都市にもあると思います。
ハノイでは空港ターミナル移動の時にグレーの車両を見かけました。
まとめ・気をつけること
ということで、久しぶりのベトナムで初めて使うタクシーアプリの体験をお伝えしました。
改めて気をつけることは
1)配車時の決済選択をカードに
実際に失敗して気づきましたが、切り替えてカードにして一度使うと2回目は間違いなく切り替わってました。
慌てず選択してBOOKしましょう。
2)ロケーション選択は思い通りにならないことがある
ロケーション選択を最寄りでやって、近いところを選べれば良いですが、ジャストな場所が選べないことがあります。
Googlemapから住所を抜き出しても指定できないこともあったので、目印になる施設などで選択肢があるかを確認した方が良いとおもいます。
もちろん進行方向の車線を意識した方が合流しやすいです。
3)日本で出来るのは本人確認まで
空港についたら空港Wifiをつないでクレジットカード登録しておきましょう。
私も次回からレートがお得なRevolutカードに切り替えます。
(日本からVPNで事前にベトナムにつなげることが出来ればカード登録も可能だと思います。)
基本的にGrabを使ったことがある方は問題ないでしょうし、
感覚的にも国内のGO!などと一緒です。
ぜひEVタクシー利用してみてくださいね。
ヒゲおじさんのマイルと旅日記

